2巻の帯のコメントに掲載されていた言葉だ。
実にしっくりくる。
売れている本や音楽や映画なんていうものは、大体そんなもんだ。
漫画で例えるなら『ジョジョ』も『よつばと!』も『ふしぎ遊戯』も同じパターンで物語が進んでいくが、私は大好きだ。
だから、浅野いにおの作品も好きだ。
でもビンビンに伝わるものがある。それを感じたくて、また買う。
いにおは物語を重要視していないと思う。
これは悪い意味ではない。
彼自身が生きていて、彼が心にグッと迫った、何がしか感じた”瞬間”を切り取り、もしくは加工して、漫画の中に埋め込んでいるように見える。
物語を人の一生、人生とするならば、重要視せずにただそこに流れるように存在しているのもありだと思う。
皆が色々と言いたくなるのもわかる。否定する気持ちもわかる。
作品に対して「浅く感傷的」という評価もあるようだ。
鈍感どもめ。そう見える側面があったとして何が悪いのか。
何を持って完璧なのか。傑作なのか。
価値のあるもの全てが、万人に受け入れられるものではない。
(ここからはネタバレ含む。)
腰に巾着ぶら下げた小学生プンプンが、中学生になるとボーダーのマフラーをおしゃれ結びしている。(お年頃だ。)
ゲームボーイしながら無言で周りの人間の話を聞いているような、聞いていないような。
人の悪口を言い出した友達と一緒にいたくなくて、夕暮れ時、一人、寒い冬の公園で、慣れない缶コーヒーで涙目になってるプンプン。
「わかりませんでした!!!」シャカシャカシャカシャカ!
知ってるぞ、この感覚。
大人になった今、全てが愛しい。
思春期と社会に出てない引きこもりには懐古趣味ぐらいにしかわからないだろうな。
浅野いにおが、自殺せずに生きてることが奇跡のようにも感じる。
でも死なないだろうな。初期作品集単行本インタビューや作品の流れを見る限り。
でもその境界線をフラフラしちゃう登場人物はこれからも出てきちゃうだろうな。
これからどういう展開にするつもりだろう。
絵は上手い。世に出ることもできた。
エロ漫画描かせても、少女向け恋漫画描かせても、いい作品ができそうだ。
不細工も可愛い。おっさんもガキも。
メガネ男子や中学生男子(山口先輩)の魅力はハンパ無い。
ボーイズラブ方面で活躍したら阿仁谷ユイジどころじゃないかもしれん。
でも、そんなことはしないだろうな。
フツーを、ただただ毎日の平凡で非凡な日常を、人間の痛みや悲しみや喜びや楽しみや、細やかな感情を大事にした、その時々の『浅野いにお』の等身大の作品を自分の意思で作り出していくんじゃなかろうか。
たとえ欲に眩んで(生活していくために)適当にズルズルと似たような作品を出し続けたとしても、それはそれで面白いし、見守っていきたい作家さんです。
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おやすみプンプン (4) (ヤングサンデーコミックス) コミック – 2009/1/30
浅野 いにお
(著)
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購入オプションとあわせ買い
▼第35~46話●主な登場人物/小野寺プンプン(普通の中学生。バドミントン部に所属。旧姓・プン山プンプン)、田中愛子(小学生時代に好きだった女の子。2年間会話は一切なし)、小野寺雄一(プンプンの叔父。プンプンたちと同居中)●あらすじ/プンプンの叔父・雄一は5年前、陶芸教室の教え子・八木の高校生になる娘と親しくなっていた。デートの最中、彼女は妊娠・堕胎を経験し、そのことで今は母親に軟禁されていると打ち明け、雄一に助けを求めてきた。考えのまとまらないまま、雄一の部屋で2人きりになったとき、彼女は突然雄一の体を求めてきた。少女の若い体にそそられつつも、冷静さを保とうとしていた雄一だが…(第35話)。●本巻の特徴/ついに明かされる雄一の過去。いったい彼に何が? 一方、プンプンの所属するバドミントン部では、矢口先輩が大会決勝に。愛子をかけた運命の一戦を、プンプンは見守ることしかできないが…? 「ビッグコミックスピリッツ」に移籍後も、その独特な世界観が大好評の最新第4集!!●その他の登場人物/小野寺プンプンママ(プンプンの母親。離婚後も性格は相変わらず。若干アル中)、大隈翠(喫茶店で働くフリーター女子。元・看護師)、矢口(バトミントン部の先輩。愛子と付き合っている)、小松(プンプンの同級生。バドミントン部では勝ち負けに執着)、神様(プンプンの悩みを聞いてくれる存在。“神様神様チンクルホイ”と唱えるとやってくる)
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2009/1/30
- ISBN-104091514138
- ISBN-13978-4091514134
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2009/1/30)
- 発売日 : 2009/1/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 216ページ
- ISBN-10 : 4091514138
- ISBN-13 : 978-4091514134
- Amazon 売れ筋ランキング: - 19,360位コミック
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月12日に日本でレビュー済み
浅野さんは女性にきっと何の幻想も
抱いてはいらっしゃらないでしょうが、
登場する女の子たちは、ある意味
男がどーしても捨てきれない、
女性への幻想みたいなものを体現しています。
なのに彼女たちはみーんな酷です。
愛子ちゃんも翠さんもプンプンママも
雄一おじさんが関わった女子高生も。
でも何故だか、みんな輝いています。
穢れてるのに、美しいと思ってしまう
存在として描かれます。
「10代の男の子を主人公にすると、神経症的な
話になっちゃう。だから結局、少女を主人公に
しちゃう」
と、宮崎駿監督が発言されてましたが、
そんなことないよ、現実から目を逸らさなきゃ、
男女区別なくそうなっちゃうよ、とこの巻読んで
あらためて思ってしまいました。
ドラマチックで、読み応えありの巻です!!
抱いてはいらっしゃらないでしょうが、
登場する女の子たちは、ある意味
男がどーしても捨てきれない、
女性への幻想みたいなものを体現しています。
なのに彼女たちはみーんな酷です。
愛子ちゃんも翠さんもプンプンママも
雄一おじさんが関わった女子高生も。
でも何故だか、みんな輝いています。
穢れてるのに、美しいと思ってしまう
存在として描かれます。
「10代の男の子を主人公にすると、神経症的な
話になっちゃう。だから結局、少女を主人公に
しちゃう」
と、宮崎駿監督が発言されてましたが、
そんなことないよ、現実から目を逸らさなきゃ、
男女区別なくそうなっちゃうよ、とこの巻読んで
あらためて思ってしまいました。
ドラマチックで、読み応えありの巻です!!
2009年1月31日に日本でレビュー済み
「おやすみプンプン」第4巻。表紙を見て小さくびっくり。次は青系で群青だろうと踏んでいたが、まさかの緑。2巻とちょっとカブッとるやん。
中身は、前巻から引き続き雄一の過去、そして運命の大会が描かれている。見所はやはり、小学校時代から引きずってきた愛子ちゃんとのギクシャクした関係にも決着が!しかし、それは新たなギクシャクを呼ぶ!というおはなし。
愛子ちゃんに共感してしまう。共感というか、彼女が一番正しいと感じてしまう。何かと本気で向き合うのは、真面目に生きることを放棄することに近い。色んなことに折り合いを付けながら、嫌いな自分を守ることで精一杯の人生。愛子ちゃんみたいに純粋になれたらと羨ましくもなる。けど、わかり合いたいと望めば望むほど、わかり合えない部分が見えてくるんだろうなあ。それって、辛いだろうなあ。どっちが幸せ?
このなんだかモヤモヤの読後感は大切にしたい。
さて、いよいよ高校生。とうとう物語も核心部へ迫ってゆく。神様さえ笑わないプンプンに果たして春は来るのだろうか。
カミングスーン。
中身は、前巻から引き続き雄一の過去、そして運命の大会が描かれている。見所はやはり、小学校時代から引きずってきた愛子ちゃんとのギクシャクした関係にも決着が!しかし、それは新たなギクシャクを呼ぶ!というおはなし。
愛子ちゃんに共感してしまう。共感というか、彼女が一番正しいと感じてしまう。何かと本気で向き合うのは、真面目に生きることを放棄することに近い。色んなことに折り合いを付けながら、嫌いな自分を守ることで精一杯の人生。愛子ちゃんみたいに純粋になれたらと羨ましくもなる。けど、わかり合いたいと望めば望むほど、わかり合えない部分が見えてくるんだろうなあ。それって、辛いだろうなあ。どっちが幸せ?
このなんだかモヤモヤの読後感は大切にしたい。
さて、いよいよ高校生。とうとう物語も核心部へ迫ってゆく。神様さえ笑わないプンプンに果たして春は来るのだろうか。
カミングスーン。
2011年6月24日に日本でレビュー済み
カバー下の表紙と次巻予告が神でした! 内容も良かったです♪
2009年3月8日に日本でレビュー済み
数少ない集めているコミックの一つ、
なんでレビューは気にせず購入しました。
4巻に関しては
私はプンプンより雄一が話の中心だったかと思います。
プンプンの年頃のことはあまり覚えていないからかもしれませんが・・。
雄一の口にする「人間なんて!」という台詞が
どこからやってきたのか・・・
彼の暗い過去の全てが描かれます。
誰でも経験あるかもしれませんが、
自分の暗い過去を後悔し、考え、悩んだ末、
さらに深い後悔にはまっていく。
でも周りの人間はそんなに気にしていなくて、
自分の考えていたほど悪いことではなかったりする。
それを知って
案外人間って悪くないよね。
人間てすばらしいよね。
・・・なんて思わせる話なんだけど、
本の最後には雄一が
また同じような負のスパイラルに
陥っているような伏線が・・・・。
話を暗くしたり、明るくしたりするのが
好きですよね。でもどっちかっていうと暗い方が多いな。
とりあえず、次の巻にも期待しています。
なんでレビューは気にせず購入しました。
4巻に関しては
私はプンプンより雄一が話の中心だったかと思います。
プンプンの年頃のことはあまり覚えていないからかもしれませんが・・。
雄一の口にする「人間なんて!」という台詞が
どこからやってきたのか・・・
彼の暗い過去の全てが描かれます。
誰でも経験あるかもしれませんが、
自分の暗い過去を後悔し、考え、悩んだ末、
さらに深い後悔にはまっていく。
でも周りの人間はそんなに気にしていなくて、
自分の考えていたほど悪いことではなかったりする。
それを知って
案外人間って悪くないよね。
人間てすばらしいよね。
・・・なんて思わせる話なんだけど、
本の最後には雄一が
また同じような負のスパイラルに
陥っているような伏線が・・・・。
話を暗くしたり、明るくしたりするのが
好きですよね。でもどっちかっていうと暗い方が多いな。
とりあえず、次の巻にも期待しています。
2009年1月31日に日本でレビュー済み
前巻は矢口先輩とプンプンのライバル関係が浮上したり、雄一おじさんの過去が明かされたりと非常にドラマチックな展開盛り沢山の巻でしたが、今巻は続きを期待しているとすごく裏切られる感じ。
雄一おじさん編は意外(?)な形で決着を迎え、私的には好感が持てましたが、肝心のプンプン中学生編はというと…これまでのロマンチックである種少女漫画を思わせる思春期特有のきらびやかさから一転、非常に陰鬱で淀んだ展開になります。
作者の浅野さんは若者が抱える葛藤や無気力感を非常に現代的な要素を用いて描かれる作家さんですが、オチがついてない、読後感があまりよくない、などいまいち突き抜けないなあ、というのが他の作品を読んでの印象でした。
この作品はいい意味でこれまでの作品とは違うと感じていたのですが、この巻を読む限りどういう風に着地するのか微妙な感じです。よくも悪くも分岐点の第4巻、といったところではないでしょうか。
とはいえ、これまでの展開は抜群に面白かったので今後への期待も込めて星4つ。この作品で本当の意味での新境地を拓いて欲しいなと思います。
雄一おじさん編は意外(?)な形で決着を迎え、私的には好感が持てましたが、肝心のプンプン中学生編はというと…これまでのロマンチックである種少女漫画を思わせる思春期特有のきらびやかさから一転、非常に陰鬱で淀んだ展開になります。
作者の浅野さんは若者が抱える葛藤や無気力感を非常に現代的な要素を用いて描かれる作家さんですが、オチがついてない、読後感があまりよくない、などいまいち突き抜けないなあ、というのが他の作品を読んでの印象でした。
この作品はいい意味でこれまでの作品とは違うと感じていたのですが、この巻を読む限りどういう風に着地するのか微妙な感じです。よくも悪くも分岐点の第4巻、といったところではないでしょうか。
とはいえ、これまでの展開は抜群に面白かったので今後への期待も込めて星4つ。この作品で本当の意味での新境地を拓いて欲しいなと思います。
2009年8月27日に日本でレビュー済み
なんでしょうか、読んだ後のこのもやもやは…
おじさんにも正直がっかりです。
やっぱおじさんもただの男なんだなーと。。。
と同時にプンプンにも興味が持てなくなってきました。
なんなんでしょうか…
続きはどう終わるか気になるんだけど、今現在ではなんだか…
5巻に期待して☆3です。
おじさんにも正直がっかりです。
やっぱおじさんもただの男なんだなーと。。。
と同時にプンプンにも興味が持てなくなってきました。
なんなんでしょうか…
続きはどう終わるか気になるんだけど、今現在ではなんだか…
5巻に期待して☆3です。
2009年2月3日に日本でレビュー済み
何だか内容がそこらへんにある携帯小説みたいな感じ。
こんなありふれた内容は誰でも思いつけるし期待もしていなかったので残念です。
雄一おじさんの絡み描写は正直気持ち悪かったし今後の展開もこれまでと大して変わらないだろうと思い一気に読む気が失せてしまいました。
実際もう一度読んでみたいとは思えません…
こんなありふれた内容は誰でも思いつけるし期待もしていなかったので残念です。
雄一おじさんの絡み描写は正直気持ち悪かったし今後の展開もこれまでと大して変わらないだろうと思い一気に読む気が失せてしまいました。
実際もう一度読んでみたいとは思えません…